2007年4〜6月期how的ドラマランキング

how的今クールのドラマランキング。
近年まれに見る不作のクールだったんじゃないでしょうか。
その中で、飛び切りの1作を発見できてよかった。『セクシーボイスアンドロボ』。ダントツでした。
惜しむらくは数字がついてこなかったこと ^−^;
mixiのドラマコミュの書き込みも多かったし、ドラマ好きな人のブログとか、どこ見ても評価高いのに数字はついてこない。
難しいものだよねぇ、、、と改めて思い知らされました。


1.セクシーボイスアンドロボ
始まる前、まったく期待していなかった。
なんだ、あのタイトルは、狙いすぎだろ、、、とか、
松山君Lはよかったけど、そんな好きじゃないし、、、とか、
駅でポスター見て、主役の子もかわいくないし、、、とか。
、、、余談だが、あの駅張りのポスターが違っていたら、もう少し数字が取れたんじゃないだろうか。なんて思う。


大きく、良い意味で期待を裏切られた。
奇抜でファンタジーな設定は万人受けするものでないのかもしれない。けれども、、、


家族とは、、、生きるとは、、、幸せとは、、、
何気ない日常の中の、何気なくない事件の中にこっそりとそんなメッセージが織り込まれている。
なんだかわからないけど、見終わったあとにほんわかと心が暖かくなる。


そして、最期は『さぁ、物語の時間は終わりだよ。大丈夫、自分次第さ。』というような感じで送り出される。。。


再放送等、機会があれば、より多くの人に見ていただきたいドラマです。


脚本家や多くの出演者など共通のスタッフが多い『すいか』と同じような空気感を感じました。
このドラマにやられた人には、『すいか』(当時の感想)をおススメいたします。
夏〜晩夏、これからの時期にあっていると思いますよ ^−^


次なる木皿作品&大後さんの今後に期待いたします。


2.ライアーゲーム
ドラマの面白さよりも、ゲームの続きが気になってなんとなく見ていた感じ。
順位付けとしては2位にランクさせましたが、1位とは大差の2位です。
個人的には敗者復活戦が一番面白かったです。
敗者復活から全員強制的に第3ステージに進んじゃったところがイマイチよくわからなかった。


なにより興ざめしてしまったのは、最期の3時間スペシャル。
よく半年後にやる総集編みたいなスペシャルドラマ風で、なんだかドキドキしながら見てきたゲームに冷水をかけられた気分でした。
種明かしは最期の最期だけでよかったんじゃないかなぁ。。。


ただ役者陣は良かったですね。
主演の2人の演技、特に松田くんにはあまり期待してなかったのですが、思いのほかよかったです。
そして個性豊かな脇役陣。
特にフクナガが良かったね。あんなムカツクやつ(褒め言葉)、なかなかいない ^ー^


3.帰ってきた時効警察
三日月さんのためのドラマでしたね。
正直、謎解きやストーリーは中身がまったくない。
雰囲気やネタだけの面白ドラマですが、その割り切りっぷりがすばらしかったです。
ただ、1クール見れば満足な気がします。


以下は、数回飛ばしてますので評価外としますが、参考に順位付けしておきます。
4.花嫁とパパ
5.プロポーズ大作戦


ここからは速攻で挫折しましたので、参考の参考まで。。。
6.わたしたちの教科書
7.バンビ〜ノ!
8.冗談じゃない!
9.孤独の賭け〜愛しき人よ〜
10.鬼嫁日記 いい湯だな
11.特急田中3号


□4〜6月期各賞
最優秀主演女優賞
大後 寿々花(セクシーボイスアンドロボ

最優秀主演男優賞
松山 ケンイチ(セクシーボイスアンドロボ

最優秀助演女優賞
麻生 久美子(帰ってきた時効警察

最優秀助演男優賞
鈴木 浩介(ライアーゲーム

話題賞
三上 博史(プロポーズ大作戦


<備忘録>
セクシーボイスアンドロボ、各回ラストのニコのモノローグを収録。

Voice.1 三日坊主
『私は一人で生きてるんじゃない。
  だから、この世には損だと判ってても、踏み込んでしまう一歩がある。
  それはいいことなのか、悪いことなのか、誰にもわからなくて…
  だから多分、それは自分で決めなくてはいけない一歩で…
  私は生まれて初めて、生きるのって怖いと思って… 泣いた』

Voice.2 ごぼ蔵
『私も、取り替えられない人に出会えるのだろうか?
  もし、そんな人に会えたなら、どんなに心強く生きていけるだろう…
  会えるかどうかわからないけど…
  会なくても、どこかにそんな人がいると思っただけで、
  どんなに明日は楽しいだろう…
  そっか、それが… 恋愛か。』

Voice.3 お歯黒女
『結局、お金は使いきれなかった。
  このあと、一度だけ月子さんを見かけた。
  月子さんは泣いていなかった。泣かずに、汗をかいていた。
  そのことをロボに言うと、ロボは大泣きした。
  10年後の私は元気だろうか?
  元気の出る魔法の電池は、多分、「ありがとう」という言葉だ。
  月子さん、新しい人生ゲームは、楽しいですか?』

Voice.4 かんにん袋
『これから、私がどうなるかなんて、誰にもわからないんだ。
  いきなり自分にお先真っ暗になるような出来事が起きたら、
  どうすればいいのか…
  どんな事だって、いつか役に立つ日が来ると、
  無理やり自分に言い聞かせるのも、一つの方法なのか。
  そうすれば、生きていくのも、少しは楽になるかもしれない。
  何事も無駄なんてない。そう思った。』

Voice.5 うしみつ様
『あれから、あっという間にうしみつ様は廃れ、代わりのものが生まれた。
  あの5人は罰として1年間、花の手入れをやることになった。
  でも、またもや何かを計画中…
  仕事をサボって嘘をついたロボは、当然、信じてもらえず…
  本当のことを言った私も、同じく信じてもらえなかった。
  私が信じているものって一体… 何なんだろう?』

Voice.6 ZI
『怒りのステーキは、時間が経って剥がれ落ちた。
  時間が経てばほどけてしまうのなら…
  ほどけるまでの間、私はちゃんと家族を続けようと思う
  本当はこう言いたかった。
  何も要らない。
  何も要らないから、まだ私の事、見ててほしい。』

Voice.8 プッチーニ前編
『こんな世の中何も変わらないと思っていた私に、誰かがスイッチを入れた
  大凶のおみくじが、世の中なんか簡単に変わるんだと、笑ってる。
  本当にそうなのか? 
  ロボが誰と居ようと私には関係ないと、私は思い込もうとする。
  今日、ロボが知らない人に見えたからって、それがどうしたというのだ。
  何で今頃ロボに話したいことがいっぱいあったって思うんだ…
  ロボに私の声が届かないことが、何でこんなに苦しいんだ…
  スイッチを切る方法を思い出せない。
  私だってリアルに苦しいよ。 ロボ!!』

Voice.9 プッチーニ後編
『ロボが帰ってきた。
  痛みと懐かしさと、許してもらった安堵感と一緒に。

 あなたが居なくなると、世界が変わる。
  あなたが居なくなると、私の知っている世界じゃなくなる。
  それはとても寂しい事だから。
  だから… 死なないで。』

Voice.10 幸子
『お金が欲しいとか、美人になりたいとか、
  誰にでもわかる幸せは、本当はどうでもいい幸せなのかもしれない。
  誰にも絶対譲れない、本当の幸せっていうのがあって、
  それはそれぞれ形が違っていて、
  違うから、歩く道もそれぞれに別れていて…
  私の幸せとロボの幸せが、一緒だったらいいのにと思う。
  でも多分… 違うだろうな。』

Last Voice ロボ
『”地蔵堂”が無くなって私とロボは出動する事が無くなってしまった。
  私とロボが最後に話したのは いつもの道で…
  二人とも それが最後になるとは思ってもみなかった。
  喧嘩したわけでも無いし、引っ越したわけでも無いのに
  なんとなく会わなくなってしまった。
  たぶん、私達は いつでも会えると思っていたのだ。

 社長とよっちゃんは流れ星の様に 私の前から消えた。

 その後、一度だけロボを見かけた事がある。
  一心に空を見上げていたので声をかけそびれた。
  ロボはダイヤモンドで出来た星みたいだと思った。
  どんなモノでも きっと、ロボを傷つける事は出来無いだろう…
  夜空の星のように 何十年後、私とロボはまた急接近するのだろうか?
  ロボの言う通り 私はずっと自分の味方でいようと思う。
  何故なら、私を救えるのは 宇宙で、私だけだから』